ファッションなど、流行は模倣を前提にしている。真似られなければ、ファッションなど成立しない。ミニスカートをデザインしたとしても、特定のデザイナーのものだけが売れるのでは、流行にはならない。多くの者が模倣してはじめて流行は成立するため、ファッションなどには、模倣を誘発させようとする意図が最初から織り込みずみだ。
下は、書店から送られてきたメールの内容である。
吉川美知子様
この度は、ブックネットA書店にて、以下の商品をご注文いただき誠にありがとうございました。
注文番号:731-5777427-2785468
ご注文商品:『S先生との対話』
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■ブックネットA書店■
注文管理担当
武田博
お問い合わせメールアドレス:tyuumon@bukkunetto-a-syoten.jp
(注)絶版:一度発行した書籍の印刷・販売を中止すること
「自分は間違っていない」と思うことから始まる怒りは、妥当な怒りです。少しも後ろめたくありません。
むしろ、「間違ってない」と思いながら怒りをごまかしてしまったときのほうが後味は悪いのです。「なんで怒らなかったんだろう」という後悔は、惨めな気持ちになって長く続きます。
怒りを抑えてばかりいると、この惨めな気持ちにも慣れてしまいます。敗北感に慣らされてしまうのです。わたしはこれがいちばん怖いと思っています。
専門家・研究者やマスコミには、ごみ問題や斜面林や里山(注)などの破壊といった身近な環境問題を注視せず、いくつかの代表的な環境問題ばかりを取り扱う傾向が強い。マスコミなどが注目する環境問題に取り組んでいることが、専門家の専門性を誇示し、専門家としてのステータスを維持させることにつながっているかのように見える。環境問題が話題性の高いものに特化されることは、日常的な環境問題が大部分の専門家・研究者から無視され、放置されることになる。
(御代川貴久夫・関啓子『環境教育を学ぶ人のために』による)
(注)里山(さとやま):人家の近くにあって、人の生活と関係が深い森林や山。
蝶の雄は、雌の翅の色を目じるしにして、配偶者たる相手を探す。モンシロチョウの雌の翅の裏の、黄色と紫外線のまざった色----この色を指示する特定の単語をわれわれ人間はもっていない----は、モンシロチョウの雄にとっては、モンシロチョウの雌であることの記号である。(中略)
さて、この記号は光による記号である。光は直進するから、目によってそれを見た雄は、それにむかって直進すれば、雌のところにゆきつける。匂いのようにそこらじゅうに拡散するものを記号に使う場合より、よほど①かんたんである。
けれど、それなりに不便なこともある。光が直進するからには、その光の進路を、1枚の葉がさえぎっても、もう雌の記号は見えなくなってしまう。ということは、雌の存在を見出すことはできないということだ。
これに対処するにはどうしたらよいか?ひらひらと舞いながら、すこし上から見たり、ななめから見たりすることだ。
もし蝶が蜂のようにプーンとまっすぐ飛んだとしたら、②雌をみつけだすチャンスはぐっと減ってしまうにちがいない。
それと同時に、翅が雌の記号である蝶にとっては、翅は大きいほうが好ましい。そのため彼らは、「二つ折りのラブレター」となって、航空力学的にもひらひら飛ぶほかはなくなった。けれど③それは、ひらひら飛ばねば雌が発見できないという要請と、まったく矛盾していなかったのである。
私には、「わからない」と思うことがいくらもある。そういうことを一つ一つつぶして行くのが人生だと思っているから、やることはいくらもある。つまりは、人生とは「わからないの迷路」である。だから、そのさまざまに存在する「わからない」を、まず整理しなければならない。「木を見て森を見ず」とは言うが、「わからないの迷路」に圧倒されているだけの人間は、その逆の、①「森を見て木を見ず」なのである。
巨大なる「わからないの森」は、その実、「わかりうる一本の木」の集大成なのである。だからとりあえず、「わかりうるもの」を探す。手をつけるべきは、「こんなくだらないものの答えが全体像の解明につながるはずはない」と思えるようなところである。
「くだらない」----だから「どうでもいい」と思って放り投げてしまうのは、それを「わかりきっている」と思うからである。つまりそれは、「わかる」のである。「わかる」は「わからない」を解明するためのヒントである。つまりは、( ② )ということである。
とりあえず「わかる」----どうでもいいようなことでも、とりあえず「わかる」と思えるようなことを確保する。それであなたは、「わかっている」のである。なにかが「わかる」になれば、「“わかる”とはどのようなことか」という理解が訪れる。それがつまりは、「方向の発見」である。
書を読むという行為が、人間の成長や知的能力の向上に必須のものであることを、かつての社会は経験法則的に理解していたのではないだろうか。素読(注1)などは強制的、修養(注2)的なものではあるが、読書習慣の形成を何よりも重視する教育メソッド(注3)であったことは確かである。しかし、①私たちの世代はどうであろうか。書物というものが映像や音響メディアなどと単純に比較することを許さない必需品であり、読書は基本的な能力であるという確信をいだいてきたものの、近年の社会経済のあり方によって自信を失いかけていたことは否めないのではなかろうか。
活字以外の表現手段が大きな影響力を持つようになったことを②「時代の流れ」と呼ぶのはいいが、文化の変容があまりにも急激なこと、あるいは一つの有力な文化が別のものに置き換えられることには予測しがたい弊害を伴う。活字にもいろいろあるが、書物に特有の楽しみを与えてくれる本、思索の喜びをもたらしてくれる本、人生の支えになるような本が相対的に少なくなったのは、1980年代の半ばごろからで、書店の棚には情報的な本や、映像文化の書籍化をねらった寿命の短いものばかりが目立つようになった。家庭からはスペースの狭さを言い訳に、本棚が姿を消してしまった。
ちょうどその頃から映像文化や活字文化の本質を考えるメディア論が盛んになったが、今から思えば従来の活字文化が衰弱した場合にどうなるかという洞察力において、いささか欠けるところがなかっただろうか。
(注1)素読(そどく):ここでは、意味を考えずに、声を出して読むこと
(注2)修養(しゅうよう):学問を修め人格を高めること
(注3)メソッド:方法
そもそも私は、組織内の人間の目標を無理やり一致させる必要はないと思っている。要は、それぞれの目標を達成することが、結果として組織としての目標達成につながればいいのだ。そのために大切なのは、組織の目標と個人の目的に接点を持たせ、双方が最大限の利益を得られるような柔軟性を持った仕組みをつくることである。
ラグビーでいえば、チームの目標はもちろん「勝つこと」である。しかし、チームを構成する選手には、それとは別に、それぞれの目的があるかもしれない。「自分のスキルを向上させたい」「日本代表に入るため」「プロ契約をしてもらうため」「ただ、好きだから」というように……。
こうした個人の目的を無視し、ただ「勝つ」というチームの目標だけのためにプレーを強要してしまっては、チームから活力が失われてしまうだろう。
(中略)
たとえば、職場を選ぶ際に「やりたいことをできるかどうか」「自分の資質や可能性を活かせるかどうか」を第一義(注1)に考えるのは当然であるが、最近の若い人の中には「仕事がおもしろくないのなら、嫌な仕事をするくらいなら、さっさと別の企業に転職したほうがいい」と考える人間が増えているという。自分に関係のあること以外にはまったく興味を示さず、会社全体としての目標達成よりも個人の目的や利益を優先させる人間も少なくないようだ。
①こうした傾向について「最近の若い奴は我慢が足りない」とか「自己中心的だ」と結論づけてしまうのは簡単だ。
だが、私はむしろこう考える--会社に対する「価値観」やそこに所属するための「目的」が多様化しているのだと。つまり、かつてのように組織の中で目標が一元化されえなくなったのが「今」という時代なのである。これはよい悪いとか、正しいか正しくないかという以前に、現実なのだ。
であるならば、そうした状況を②嘆いてもしかたがない。むしろ組織にとって重要なのは、彼らをいかに活かしていくかということだろう。「そんな考え方は通用しない」とか「おれの言うことが正しい」と、指導者が旧来(注2)の価値観を押しつけたりしていては、若い人たちはついてこない。離れていくだけである。結果として組織の力は低下してしまう。
それならば、まずはそれぞれの目的を「許容」してはどうか。そのうえで、「共有」すべきはチームの目標であると全員の意志を統一させ、各自の役割を責任を持って果たさせるのである。そうすれば、個人のモチベーション(注3)を下げることなく、チームとしての目標達成につながっていくはずである。それは、これからの組織運営に欠かせないことだと思う。
(注1)第一義に:最も重要なこととして
(注2)旧来の:昔からの
(注3)モチベーション:意欲
A
企業の採用試験では、必ず志望動機を書いて提出する。もちろん仕事を希望する理由を書くのだが、大切な点が抜けている場合がある。「なぜ、その会社でなければならないのか」が明確に書かれていない場合だ。例えば、出版社への応募書類で、志望動機として「感動させる本が作りたい」としか書かれていなかったら、この人は出版社に入りたいだけで、その出版社に入りたいわけではないと思われてしまうだろう。他社ではなく、どうしてもその会社に入りたいという強い意志を相手に伝えることが重要だ。
そのためには、まずは情報収集が欠かせない。特徴や経営方針を正しく理解したうえで、自分がその会社でどのような仕事ができるかという視点でまとめていく。そうすれば、なぜその会社なのかが明確な志望動機が書けるだろう。
B
就職試験において、志望動機はどのように書けばいいのか。自分の能力や経験を最大限にアピールすることが重要だと思うかもしれないが、それらを入社後にどのように生かせるかを書かなければ、説得力のある志望動機とは言えない。
特に、規模や製品、経営者など、企業の特徴のようなホームページを見れば分かる情報を、ただ並べて書くだけでは、意欲は伝わらない。具体的な業務の内容に触れながら、自分の能力や経験と結びつけて説明することが必要だ。業務の内容をよく調べ、その企業で求められている能力や技術を分析して、それらの要求に自分が応じられるということをアピールするべきだ。
人間の生存に不可欠なのは衣食住ですが、人間というのは、それだけでは生きていけない生きものです。衣食住に加えて何が必要かというと、それは自尊心です。自尊心というと、高慢さを連想して、悪いイメージを持っている人が多いようですが、私がここで言う自尊心とは、「自分には生きていくだけの価値がある」と思うこと、極端に言えば、「この世界のなかでいくらかの場所を占領し、食べものを食べ、水を飲み、空気を吸って生きていてもかまわないのだ」と思うことです。
そう信じられなくなったとき、私たちは生きつづけるために必要な気力を失い、ときには命を絶つことさえあります。
じつは、人間のさまざまな行動は、この自尊心の働きに支配されているのだと考えると、とてもよく理解できます。私たちに、一生にわたる自尊心の①基盤を与えてくれるのは、言うまでもなく、幼いときに育ててくれる親や、それにかわる人たちの、無条件の愛情です。幼い子どもにとっては、自分の家族が全世界ですから、そのなかで大切にしてもらえれば、自分の価値を信じるのはたやすいことです。しかし、そこで与えられるのは基盤にすぎず、保育園、幼稚園などの集団に入ると、親の愛の上に築いた自尊心はもろくも崩れてしまいます。自分にとっては絶対であった親が、世の中のたくさんの人たちの一人にすぎないのなら、その親に保証してもらった自分の値打ちも、ちっぽけなものにすぎないことになるからです。
そこから、子ども自身による、自尊心回復のための戦いがはじまります。幼い子どもというのは、無邪気な会話をしているかと思うと、親の持ちものの自慢をしたり、何かを持っていない子をのけ(注1)ものにしたりといった、「子どもらしくない」と言いたくなるようなふるまいをはじめるものです。しかしこれらは、子どもなりの自尊心回復の手段なのであって、その意味ではきわめて②「子どもらしい」のです。不幸にして家庭の愛情がじゅうぶんでなかったり、「いい子」でいないと愛してもらえなかったりする子どもたちは、すべてを自力で獲得しないといけませんから、とりわけ競争での勝ち負けにこだわることになりがちです。子どもたちのそんな様子に、大人はつい眉(注2)をひそめたくなりますが、生きるために自尊心がどれほど必要かを考えれば、無理のないことだと理解できます。
(注1)のけものにする:仲間はずれにする
(注2)眉(まゆ)をひそめる:不愉快な気持ちを表す
【東月オーケストラ 年間セット券のご案内】
東月オーケストラでは、お得に公演をお楽しみいただける年間セット券を販売しております。
[年間セット券の特典]
一般販売に比べ30%お得な料金です。
一般販売前に1シリーズの全チケットをセットで購入可能です。
お持ちのチケットの公演に来られない場合、他のシリーズの公演に振替が可能です。
[年間セット券の料金表]
①定期公演A:S席49000円(4900円) A席38500円(3850円) B席31500円(3150円) 学生席10500円(1050円) 公演数10
②定期公演B:S席49000円(4900円) A席38500円(3850円) B席31500円(3150円) 学生席10500円(1050円) 公演数10
③名曲集公演:S席39200円(4900円) A席30800円(3850円) B席25200円(3150円) 学生席8400円(1050円) 公演数8
④特別公演:S席24500円(4900円) A席19250円(3850円) B席15750円(3150円) 学生席5250円(1050円) 公演数5
( )内の金額は、1公演当たりの料金となっています。
①、③の会場は東風ホール、②、④の会場は星山ホールです。
①〜④の日程、公演内容等の詳細はホームページをご覧ください。
【チケットの振替】
ご希望の公演に、同ランクの席種の空席がない場合、異なる席種への振替になります。上のランクの席種に変更の場合は、1公演当たりの料金の差額をお支払いいただきます。下のランクの席種に変更の場合は差額の返金はいたしません。
〈振替の方法〉
1.お電話で振替元と振替先の公演をチケットオフィスにお伝えください。お電話は振替元の公演の10日前までにお願いします。その場で空席を確認いたします。
2.お席が確保できた場合、振替元の公演の前日必着で振替元のチケットをチケットオフィスにご郵送ください。
3.振替先のチケットは公演当日に窓口でお渡しいたします。席種の変更により差額が生じる場合は、お支払いも同時にお願いします。
【お申し込み方法】
下記ホームページ、郵送、FAXでお申し込みください。
東月オーケストラ チケットオフィス 〒155-8547 東月市星山3-16-5
電話・FAX 081-566-2257/https://www.togetsu-orchestra.jp/ticket/